サスティナブルフードとモニタリング

今、見ている食べ物がどういう経路のものか? とふと思うことはありますが、映画「ゴースト・フリート」を観るまでは、その想像を超えた現代において奴隷労働という経路も入っていることは知らなかったです。世界の「違法・無報告・無規制」 であるIUU漁業の推定量は、日本の生産量の2.5〜5.9倍にもなるらしく、人が連れ去られて5年も10年以上も奴隷労働の上に成り立っているケースは、タイの沿岸において行われていることが多いとのこと。大切な水産資源がずっと得られるように、モニタリングなど管理強化をはじめ、サスティナブルシーフードの調達と消費が大事なんだと改めて思いました。
そういう中、英国発サスティナブル・レストラン協会による「サステナビリティに配慮した飲食店を選んで食事することが、現在、地球が直面している課題を解決に導く」という考えのもと、日本でも日本サスティナブル・レストラン協会がFood Made Good活動をはじめています。
また、ロッテがブロックチェーンを活用して、三井物産とガーナのカカオ農園での児童労働を監視する実証実験を始めました。政府が農家に与えたIDにどの程度児童労働のリスクがあるかなどの情報をひも付け、リスクが高い農家には指導を行い、フェアカカオの比率を100%にする目標を上げています。
”何かがおいしいの犠牲にはなってはいけない”、”大切な資源がずっとみんなに得られるように”、よりよい食の選択と他に何が自分にできるかを考えさせられます。

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