日々、医療現場で使用されている人工呼吸器のマスク。人の顔にフィットしていないことで、送られてくる空気が漏れたり、或いは、それを避けるためにきつく締め付け皮膚を傷づけてしまう、どれだけ頑張ってもフィットさせることが困難である、という認識は医療業界にはありました。
であるにもかかわらず誰も抜本的な解決はなされてこなかったことから、アイデアを発表して3日で試作し、即、特許取得して、「他社がやらないなら自分がやろう」と行動したのが株式会社iDeviceの代表取締役木戸悠人氏です。最近、量産化に成功され、これから本格的な市場への挑戦が始まります。
我々のブレーンである木戸氏でもあることからも、患者さんにより良い医療を提供したいという思いと仕様が一体となったこのデバイスが、新しいスタンダードになり、より多くの方々に使用されることを心より願っています。
このように日々、「”仕方がない”が当たり前」になっている不が、世の中にはたくさんあるのではと思うと共に、それを変えるには、決断とつながりが必要なだけなのかもしれないとあらためて思いました。